September, 2016  No.191

 

新刊・新着洋書案内

 

 ヨーロッパはヨーロッパで、アメリカはアメリカで、移民問題をめぐる議論が過熱しています。しかし、ちょっと長い視野にこの問題を入れると、少数の先住民を除いて、人類の歴史は移民の歴史といっても過言ではないでしょう。

アメリカの先住民がたどった受難の歴史は、記録と証言がいまだに盛んに出版されていますが、ヨーロッパの場合は巨大な社会実験という視点から、例えば生得の言語が移民というプロセスを経て蒙る政治的・文化的変容を社会言語学の大きなテーマの一つとしてとらえています。

アイルランドの大学で一人は日本語を、もう一人はドイツ語を教えている二人の学者によってまとめられた次の論文集は、移民と言語文化の問題を分析・報告・提案した10篇の論考を収録しています。なかには新進気鋭の大学院生もいれば、現役を引退してから久しい Bernard Spolskyさんもユダヤ人の視点(ということは、はるか聖書時代までさかのぼります)から、巻頭に「移民と言語問題」を寄せています。この論集は注目を集め、近くペーパー版でも再版されます。

 

Intercultural Contact, Language Learning and Migration;

Ed. Barbara Geraghty & Jean E. Conacher. xv, 234pp.

     London:Bloomsbury, 2014/ 2016

(9781441189929 £75.00/ pap 9781474274067 £24.99)

*

 エリオット研究書の復刻

 ホイットマンアメリカへの信頼と疑念/ 木村正俊

 

ご注文は

電話(066388-4794/ ファックス(06)6388-4795

e-mail: oskbks@gold.ocn.ne.jp

 

 

http://www.osakabooks.jp