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オーヴィッドを教材にしたラテン語テキスト

販売中★

Ovid’s Metamorphoses

 

A Reader for Students in Elementary College Latin

Christine L. Albright

 

209pp  9781138291188   Routledge, 2017  

pap ¥4,537

 

The book features 30 compelling stories, graduated in difficulty and adapted from Ovid’s epic Metamorphoses into prose. The original poem contains many different stories united thematically by the transformation which occurs in all of them; the epic features romance, seduction, humour, violence, monsters, and misbehaving gods.

Each chapter contains:

·         a Latin passage adapted from the epic

·         an accompanying vocabulary list

·         a short commentary to help with translation

·         a concise review of the specific grammar covered

·         a brief comment on a literary aspect of the poem, or featured myth.

再発見 ホイットマンの小説       2017.3.7

 

Life and Adventures of Jack Engle: An Auto-Biography

A  Story of New York at the Present Time in which the Reader Will Find Some Familiar Characters

 

 先月23日のNew York Times International Edition によれば、ヒューストン大學のZachery Turpin が、未整理のホイットマン草稿の中に、出所不明の作中人物の名前らしきものがいくつか出てくるのに気づき、苦労の多い探索の結果、今のNew York Times, 当時のNew York Daily Times (1852) に掲載を知らせる A   Rich       Revelation という見出しの広告を見つけたそうです。作者は匿名でしたが、決め手は、ホイットマンのノートブックで、この中の登場人物たちの名前を特定できたことでした。発見者Turpin の言葉です。

 

“I couldn’t believe that, for a few minutes, I was the only person on Earth who know about this book”

 

執筆の時期は『草の葉』にわずかに先行、初期ホイットマン研究に大きな展開をもたらす再発見とのことです。

 

ご存知の通り、アイオワ大学はホイットマンのアーカイブを所蔵・管理し、定本全集を出しているところです。アイオワの研究者たちは何をしていたのだろうと思いたくなりますが、本来、文学とはプライベートなもの、あっておかしくない事件でしょう。いずれ考証満載の版が刊行中の全集に入ると思われますが、21世紀前期の、アメリカ文学最高の話題として、ぜひ、一書をお備え下さいますようご案内申し上げます。

 

Life and Adventures of Jack Engle

An Auto-Biography – A Story of New York at the Present Time in which the Reader Will Find Some Familiar Characters /

Walt Whitman/ Zachary Turpin

Iowa UP, 2017:02

 

 Hardback  ISBN: 9781609385125 $22.50

 Paperback  ISBN: 9781609385101 $14.00

 

細やかな愛情が注がれたウッドハウス書誌         2017.2.24

 

P. G. Wodehouse (1881-1975)

 

 

 

いまさらウッドハウスと思われる向きも多いと思いますが、二つの大戦を生き抜き、戦後はアメリカに移住、70冊に及ぶ小説を書いて、絶大な人気を誇った作家です。同じ脱出組という共感もあってか、オーデンが評価したことは有名です。

 

作中人物も英語の日常会話に成句まがいで登場するJeeves をはじめ、イギリス人がどう発音するのか Psmith、それにMulliner もイギリス人の日常生活に入り込むほどの人気者でした。ある時期のイギリス人のメンタリティを染めていたのは事実です。モームは世界の短篇百選にウッドハウスを入れています。

  

ご紹介させていただきますのは彼の書誌です。没後15年たった1990年に出版されています。ウィキペディア風の集めて羅列という書誌ではなく、どこを見ても、編者の息遣いが漏れだしてくるような書誌です。本文は Section A から Section N まで。D Periodical です。ウッドハウス自身の寄稿はもちろんですが、言及まで収録してあり、ウッドハウスへの深い愛情と傾倒と15年の歳月なしではできない仕事です。

  

P. G. Wodehouse: A Comprehensive Bibliography and Checklist

 Eileen McIlvaine, with Louise S. Sherby and James H. Heineman, Illustrations by Peter Van Straaten.

 xlix,789p.  9780870081255

 James H. Heineman,Inc./ Omnigraphics, 1990   ¥18,000

 

たいていの世間的事象は過ぎ去ってから意味が分かるものですが、スマートフォンや、e-bookの時代になって初めて、この作家の生きた時代が人や物を含めて出版の黄金時代だったことに思い当たります。ですから、ちょっとひいて考え直すと、 この書誌はあるいは出版業黄金時代の墓碑銘なのだといえるのかもしれません。

 

なおCiNiiでは3館所蔵となっています。

 

在庫は一冊です。カバーがあちこち破れていますが状態は良好です。売りきれのときはご容赦ください。